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ドロー決着で残留を果たす（第37節Fiorentina 戦）

日本時間昨日の19時30分から行われた第37節フィオレンティーナ戦は、先制を許すも、後半から出場したガストン・ラミレスのゴールで追い付き、そのまま試合は終了。降格圏内にいたサンプドリアが敗れたため、ボローニャの残留が決まりました。

ボローニャのメンバーは以下の通り。
Viviano;
Moras (1’st Ramirez), Portanova, Britos, Cherubin;
Perez, Mudingayi, Casarini;
Della Rocca;
Di Vaio (38’st Mutarelli), Paponi (26’st Gimenez)
A disp: Lupatelli, Morleo, Rubin, Radovanovic

ここのところ点が取れず、守備陣も堪え切れずの展開が続いているボローニャでしたが、この日も序盤からフィオレンティーナに攻勢を許し、前半20分には早くも失点。左サイドから放たれたバルガスのクロスをチェルチに頭で合わせられて、またもリードを許す形で試合が進みます。
ボローニャの反撃は単発のものが多く、唯一の決定機は43分に訪れたフリーキックの場面。右サイドからデッラロッカが直接狙ったボールは、ゴール左上を際どく捉えますが、フレイのビッグセーブに阻まれ得点ならず。
1点リードを許したまま、後半へ。
ボローニャは後半頭からモラスに替えてラミレスを投入、勝負に出ます。
すると後半5分、右サイド、ペレスのクロスをラミレスが頭で合わせて同点に。この得点はチームにとっては4月2日のブレッシア戦以来、6週間ぶりの得点となりました。
これで勢いづいたロッソブル、9分にはディヴァイオがペナルティーエリア内で倒されPK を獲得。倒したクロルドルップにはレッドカードが提示され、ボローニャは逆転のチャンスと数的有利を同時に得ます。しかしこのPK をカピターノがまさかの失敗。
絶好の得点機を逸してしまいますが、ペースは完全にボローニャの元へ。ラミレスが積極的にボールに絡み、攻撃陣を牽引していきます。
ところが34分、右サイドからペナルティーエリア内に侵入し、バルガスに引っかけられたように見えたラミレスがシミュレーションをとられ、まず1枚目のイエロー。直後、主審に抗議したラミレスがすぐさま2枚目のイエローカードをもらってしまい、ほぼ一発レッド状態で数的有利を失ってしまいます。
こうなるとマレザーニも腹を括ったようで、ディヴァイオを下げムタレッリを投入、1ポイントの死守に入ると、そのままゲームを凍らせることに成功し、試合はそのまま終了。
降格圏内にいたサンプドリアが敗れたため、ボローニャのセリエA 残留が決まりました。

マレザーニ”雪かき”おぢさん「貴重な残留だ。3ポイントを失う不運に見舞われながらだしね。ほんとは45ポイントだったんだから。チームのパフォーマンスは良かったと思う。まぁスタートは決してベストではなかったが・・・少し恐れがあったのかもしれない。我々のチームはいつもスロースタートだしね。ただ後半は良かった。特に10分で逆転のチャンスがあったんだがね・・・。我がチームは素晴らしいグループだよ。彼らは私にとってヒーローたちだ。多くの人たちにとって、忘れられないシーズンになったんじゃないだろうか。でも今はもう次のバーリ戦に照準を合わせている。ダッラーラで勝利をあげて、残留の喜びを分かち合いたいね。ラミレス？　今日は凄く良かったよ。彼はイタリアのサッカーにアジャストし、偉大な選手への道を歩んでいるね。ディヴァイオ？　彼には日曜に集中しようと話したよ。彼を応援しているんだ。また違うシーズン、このシャツでファンから賞賛を浴びるさ」

パポーニ「ミラン、フィオレンティーナから重要な二つのポイントが取れた。残留に向けてもがいてとった2ステップだよ。今日の試合、はじめは弱気だったかな。でも後半は改善されたし、プッシュできたよ。僕たちは勝利を目指していたから・・・リードするチャンスもあったし。でもドローは嬉しいよ。重要な1ポイントだしね。この後は、他のライバルチームたちの動向を見ているよ。今日は自分のパフォーマンスにちょっと満足しているんだ。コーチから言われたようにやれたしね」

ヴィヴィアーノ「重要な1ポイントだね。この後の試合にも影響あると思うよ。今日はいい試合をしたよ、特に後半はね。早くにゴールを決められたし、二つのPK も得た。実際は審判が見てなかったとしてもね。チャンスを作りだしたんだけど、それが生かされなかった。でも今日の我々がしたことに満足しているよ。高いモチベーションで反撃できたしね」

“グランデカピターノ”ディ・ヴァイオ「とても嬉しいよ。今年は厳しくて、難しくて、情熱に満ちていた桁違いのシーズンだったね。このシーズンで成功できたことを、いつも僕たちを応援してくれ、時にシールドのように守ってくれた全てのファンに、大きなハートに、感謝したいよ。ほんとにみんなに、同僚に、コーチに、マネージャーに、メディカルスタッフに、そしてフロントのみんなに感謝を贈りたいんだ。我々は1年間を通して、大きな家族だった」

__ 2011/05/16

Cara Bologna

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