試合終了直前に白星逃すも、気迫でミランから1ポイント奪取

日本時間の昨夜行われたカンピオナート34節ミラン戦は、1－1のドローでした。

Agliardi
Raggi, Portanova, Cherubin
Garics, Perez, Mudingayi, Morleo
Ramirez(87′ Kone), Diamanti(64′ Taider)
Di Vaio(68′ Acquafresca)

Stojanovic, Antonsson, Rubin, Kone, Taider, Acquafresca, Belfodil

ガリクスが戦線に復帰し、怪我のジレ神の代役はアリアルディ。
スクデット獲得を狙うミラン相手だけに苦戦は予想されましたが、序盤の厳しさは想像以上のもの。
イブラヒモビッチ、ロビーニョのキープ力に手を焼き、左右へと振られ、ガリクス、モルレオの両ワイドは深く下げさせられ、ペレス、ムディンガイの2センターは守備に追われ、青息吐息。
しかし一瞬の隙を突いたのはボローニャ。
26分、相手のミスからディアマンティがボールをかっさらいカウンター。相手ディフェンダーを十分に引きつけ、中央に走り込んできたガストンへ渡すと、これをガストンが相手ディフェンダーに挟まれながらも落ち着いてトーキックで流し込み、まんまと先制に成功します。
静まりかえるサンシーロにこだまするロッソブルの歓喜。これで息を吹き返したボローニャは、その後ディマンティのフリーキック、ムディンガイの強引な突破と、立て続けにチャンスを作り出し、試合のペースを握ったまま後半へ。
王者ミランがこのままボローニャに主導権を渡したままにするはずもなく、後半はミランが攻め、ボローニャが守るの図式がより鮮明に。特にミランのカッサーノ投入後はその濃密さが一気に深まります。
ボローニャは全員必死のディフェンスでゴールを守り、ボールを奪ったら少数の前線に託す。
雨あられのように降ってくるシュートに耐えながらも時折カウンターを繰り出し、歴史的な同一シーズンでのサンシーロダブルに向け、全身全霊で戦い続けましたが、90分。自陣右サイドからのクロスをズラタンに合わせられ同点にされ試合は終了。
後もう少しの所までいっていただけに残念で悔しいですが、長い時間猛攻にさらされながら掴んだ1ポイントは、残留に向けて大きな希望の光を放っています。

試合ハイライトは、BOLOGNA FC TV にて。

前線で走りまわったディ・ヴァイオ
「うーん残念だ。勝てただけにね。でもこの結果は僕たちに自信を与えてくれるよ。みんなとてもチャレンジしていたし。明日からはシエナ戦のことを考えなきゃね。まだ残留は決まってないし、数字上の残留確定ポイントを与えるわけにはいかないよ」

ベンチから気迫を送り続けていたピオーリ
「90分のゴールには申し訳なく思う。確かにタイトルがかかった偉大なる相手から奪った1ポイントではあるんだけど・・・。我々は用心深くまた寛容にゲームを運べた。我々のゴールは良くプレスし、ボールへのリカバリーが早く、すぐにカウンターヘ移れたからだろう。2人の中盤（恐らくペレスとムディンガイ）の献身的な闘志は、チームに休息を与えてくれたし、違いを生みだしていた。後半はミランが攻勢を強めてきたけど、順位表に影響する大きな1ポイントをホームに持ち帰るため、選手は闘い続けくれたよ」

• [2024/03/11] Grazie Bologna 2024
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• [2020/03/11] Grazie e combatti insieme, Bologna!!!!
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