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ソーレンセン、初ゴール! © Bologna FC

ソーレンセンの移籍後初ゴールで先制も、パレルモに痛恨の逆転負け

日本時間の昨日行われたカンピオナート第30節パレルモ戦は、ボローニャ1-3パレルモのスコアで敗れ、ボローニャは2連敗を喫しました。

Gillet
Sorensen, Portanova, Cherubin
Pulzetti (81′ Gimenez), Krhin (44′ Kone), Taider, Morleo
Ramirez, Diamanti
Di Vaio (72′ Acquafresca)

Agliardi, Loria, Crespo, Rubin, Kone, Gimenez, Acquafresca

ラッジ、ムディンガイ、ペレスをサスペンションで欠き、アントンソンを怪我で失ったボローニャは、中盤の底にタイデルとクリン、3バックの2枚にケルビンとソーレンセンを起用。フレッシュな布陣でパレルモに挑みました。
若きボロネーゼたちは、立ち上がりからアタフタするところもなく、落ち着いた雰囲気でゲームに入ります。
ソーレンセン、クリンが入った右側を、プルゼッティが気持ちのこもったプレーで引っ張り、ロングボール中心ながらも、右サイドから何度もチャンスメイク。
パレルモの反撃も遠目からのミドルシュートだけに抑え込み、唯一危険だったイリチッチのシュートもゴールマウスを捉えられるまでは至らず、得点を許しません。
前半終盤に怪我でクリンからコネに交代する誤算はあったものの、上々の内容で試合は後半へ。
後半もすんなりとゲームに入ったロッソブル。
50分にはプルゼッティとのコンビで右サイドを突破したソーレンセンがそのままペナルティエリア内へと侵入していき、右足でズドン。初出場、初先発を自ら祝う初ゴールでボローニャが先制します。
これでボローニャはペースを完全に掴み、リズムの出てきた中盤でガストンが躍動。
60分前後には相手中盤のミスからボールをかさらったガストンが抜け出し、並走するディヴァイオと共に、ヴィヴィアーノと2対1の局面。これを決めてしまえば、ボローニャに3ポイントが大きく転がってくるところでしたが、ガストンからのパスを受けたカピターノのシュートをヴィヴィアーノがセーブ。ビッグチャンスを逃します。
ロッソブルは2点目をあげる絶好機を逸すると同時に、ゲームの流れをも失います。
68分、クロス性のFK が直接ロッソブルゴールに吸い込まれ同点に追いつかれると、勝ち試合だったはずのゲームは、一転、負けゲームの様相となって我々を包み込んでしまいます。
責任を誰よりも感じたのか急激に元気をなくしたディヴァイオに替えて、アクアフレスカをピッチに送り込むも、直後に逆転弾を被弾。
懸命の反撃を試みるも10分後にはカウンターからイリチッチに沈められ、試合に終止符を打たれました。
内容は決して悪くなく、2点目を取り損ねさえしなければ、ゲームはまったく違ったものだったと容易に想像できますが、結果として残ったのはボローニャ1-3パレルモというスコアと、0ポイントという事実だけ。
次節、エミリアロマーニャデルビーが残留争いに終わりを告げられるかどうかの、大事な大事な一戦となりそうです。

カピターノには、これまでいつも助けられてきました。
今度はみなの気持ちで彼を支えなきゃいけません。
責任を感じ、落ち込むディヴァイオのためにも、今度こそチーム一丸となって勝ち点3を。
Forza Bologna!!!

ハイライト映像はBologna FC TV にて(更新されたらリンクを貼ります)。

なお、この試合で前半途中に負傷交代したクリンは、左膝の捻挫と見られ、数日中に検査結果が出るとのこと。
また先制点をあげたソーレンセンはクラブ795人目のスコアラー、オフィシャルな試合では406人目のロッソブルスコアラーとなっています。

ピオーリ監督
「我々にとってはとても重要なゲームだった。勝てそうな内容だったし、いい形で終えられるはずだっただけに残念だ。勝てなかったね。精神的なミスから落ち込んでしまったことが全ての面で影響した。ボローニャはいつもの輝きを失ってしまった。しかし、我々にはまだ寛大さが残っている。難しい時を早く乗り越えようと勢い良くやりすぎた。今日のレッスンは明瞭だろう。我々はもっと堅くならなきゃいけなし、次の日曜日のデルビーへ向けて強い気持ちで始めなきゃいけない」

ディ・ヴァイオ
「責任を感じている。僕のミスがなければ、試合を終わらせられたんだけど・・・。ミスがあったにも関わらずチームはいいゲームをしていた。ボールを失うリスクは少なかったし、いくつかの得点機も作れた。不幸にも好ましくないことが起きちゃったけど・・・」

初ゴールをあげたソーレンセン
「いや、全然嬉しくないよ。長い間チャンスを持っていて、今、得点をすることができた。でも結果が出たときじゃないと、僕は喜べないよ。僕たちは試合を終わらせることができたけど、同点にされた後、少し敵意みたいなものを失ったかな。チェゼーナ戦に向けてすぐ気持ちを切り替えるよ」

ソーレンセン、初ゴール! © Bologna FC

ソーレンセン、初ゴール! © Bologna FC

うぉぉぉぉぉぉ! © UEFA.com

うぉぉぉぉぉぉ! © UEFA.com

だぁぁぁぁぁ! © UEFA.com

だぁぁぁぁぁ! © UEFA.com

せっかくのチャンスもクリンは無念の負傷交代 © Bologna FC

せっかくのチャンスもクリンは無念の負傷交代 © Bologna FC

ここが勝負どころ! © UEFA.com

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