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カチーアはさすがの存在感 © Bologna FC

2014-2015 セリエB 開幕戦。ボローニャはペルージャに競り負ける

日本時間の今朝行われたセリエB 開幕戦、ペルージャとの中田ヒデデルビーは、Perugia 2-1 Bologna のスコアで敗れました。

スターティングメンバー
Coppola

Garics, Maietta, Paez, Morleo

Matuzalem
Casarini, Büchel

Troianiello, Cacia, Laribi

サブ
Stojanovic, Oikonomou, Abero, Ferrari, Ceccarelli, Zuculini, Pasi, Giannone, Bentancourt

右のガリッチ、左のモルレオ以外がらりとメンバーが変わったボローニャ。
夏の合宿から一貫して使われてきた4-3-3のシステムで、中盤の底にはマツザレム、少し前にカザリーニとブッシェルを置き、前線1トップにカチーア、右のウイングにトロイアニエッロ、左にラリビというシステムで試合にのぞみました。

序盤はサイドを大きく使ったペルージャの攻撃に手を焼き、ボローニャは押し込まれる展開。
しかし指揮官が「守備的なチームを目指す」と公言しているように、大きな破綻を見せることなく、時間の経過とともにイーブンな流れになります。

ボローニャの攻撃は主に右サイドが中心。
トロイアニエッロ、ガリッチ、時にはカザリーニが飛び出し、中央のカチーアを狙うという意識でペルージャゴール前に襲い掛かります。
特に右ウイングに入ったトロイアニエッロの突破は実にパワフルで、ボローニャの好機を何度も演出。
4-3-3のシステムとサイドを使える選手を獲得したということで、昨季にはなかったサイドアタックが随所に見られました。

開幕ゲームらしく締まったゲームは後半に入っても続き、先制点を巡って互いに攻撃を仕掛け続けます。
危ない場面もそこそこ、こちらの決定機もそこそこ。
そんな展開の中、先制点を奪ったのはペルージャでした。

62分、自陣ゴール前右サイドでボールロストし、左に振られ、揺さぶられて混乱したディフェンス陣の間隙を突かれ、ゴール前中央から上手く流し込まれて失点。

ここから試合の流れはペルージャへと傾き、そして72分には審判を侮辱したとしてガリッチが一発退場に。
悪い流れを断ち切れぬまま、85分にも追加点を献上。
2点ビハインドとなったすぐ直後にPK で1点差に詰め寄ったものの、ロスタイムにスクリーニが微妙な判定ながら一発退場処分を受けて万事休す。

2人も退場するような荒れた試合ではなく、互いのよさが出た好ゲームでしたが、ボローニャは開幕戦を落とし、黒星発進となりました。

選手交代
68′ Troianiello → Giannone
78′ Buchel → Pasi
82′ Laribi → Zuculini

得点:ペルージャ
64′ Verre
83′ Falcinelli

得点:ボローニャ
88′ Cacia(PK)

黒星スタートとなった指揮官、ディエゴ・ロペス
「ピッチ上で良さを出せていたし、前半最後のところでラスト30m のところで輝けずにミスがあったが、それだけで、十分良いスタートだったのではないだろうか。後半は人が減ってしまった中で、さらにエネルギーを出してくれたと思う。2人も退場にしたのは大げさだったとは思うが、まぁ嘆いても仕方がない。コッパと比べても、今夜はこれだというゲームができた。我々はこの道を歩き続けなければならない」

さすがの存在感を見せたカチーア
「チームのパフォーマンスに目を向けると、最後のところでミスをしていたのが響いてしまったね。個人的な反省点は、やはり最後のことで少し精度を欠いて、ゴールをするチャンスをミスしてしまった。ホームにポイントを持ち帰れなかったことは事実だけど、ポジティヴな面も見られたからね。これからもう少しコンディションをあげて、もっと注意深く、ハードに練習をするだけ。ポジティヴさを感じられる敗戦だからね」

なかなか良い所のあるブッシェル © Bologna FC
なかなか良い所のあるブッシェル

カチーアはさすがの存在感 © Bologna FC
カチーアはさすがの存在感

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