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ニコちゃんマークのディアマンティ © Bologna FC

攻撃の形作れずボローニャの今季開幕戦は黒星スタート

日本時間の昨夜、カンピオナート第一節が行われChievo 2-0 Bologna のスコアでボローニャは敗れました。

Agliardi
Carvalho, Antonsson, Cherubin
Garics, Taider, Perez, Guarente, Motta
Diamanti
Acquafresca

サブ:
Lombardi, Stojanovic, Sorensen, Maini, Natali, Abero, Casarini, Pulzetti, Pasquato, Gimenez, Rodriguez, Gabbiadini

今やピオーリの代名詞とも言える3バックに、中盤セントラルをタイデル、ペレス、グアレンテで固め、右にガリクス、左にモッタ、トップ下にディアマンティ、ワントップにアクアフレスカという布陣で挑んだ今季のカンピオナート開幕戦。
昨季からガラッと変わった印象はないものの、中盤の選手たちの関係は良好で、距離感の良さから、序盤はボールを保持する場面が目立ちます。
しかし中盤に人数をさいた分、前線の厚みはなくなり、アクアフレスカがボールに触れるシーンはごく僅か。結局前半は1本もシュートを打てませんでした。
対するキエーボのシュート数も2本ながら、前半24分には左サイドを崩され折り返しのクロスをダイレクトで打たれるなど、キエーボ優勢の流れで後半へ。

後半、最初にビッグチャンスを迎えたのはボローニャ。
左サイドをディアマンティが一人で切り崩し、グラウンダーのクロス。真ん中に侵入してきたタイデルには僅かに合わなかったものの、この試合始めての決定機を作り出します。
そのすぐ直後にもディアマンティが中盤の深いところから、鋭いフィードを前線で待つアクアフレスカへ。得点はならなかったものの、ボローニャの新しいカピターノがチームを引っ張ります。

~このあと、回線不調につき断片的に~

しかしその勢いも長続きはせず、徐々に運動量が落ちてきたボローニャは後手、後手に。
67分にはサイド深くからのクロスをペリシエルに決められ先制点を許します。
直後、ボローニャはガッビアディーニをピッチに送り込み、2トップへの変更で局面打開を図りますが、合流間近のガッビアディーニとの連携はなく、逆に78分、自陣右サイドからのセットプレーでトリックプレーに引っかかりあっさり追加点を献上。
試合終了間際には両足タックルでキエーボの選手を狩ってしまったペレスが退場と、後味も悪く、今季開幕戦を落としました。

ゲームハイライトは、Bologna FC TV にて。

公式スタッツではシュート数が3本。
チームとしてそれほど崩されたわけではありませんが、攻撃陣の迫力不足は顕著で、閉幕まであと4日と迫ったメルカートでの動きを含めて、前線の立て直しが急務となっています。

なおこの試合で後半途中からピッチに立ったガッビアディーニとパスクアートが、ボローニャでの公式戦デビューを果たしました。
これでロッソブルのジャージをまとってゲームに出場した選手は801人となっています。

ピオーリ
「チームはコンパクトで組織的に、互いに協力しながら犠牲を問わないスピリットを持っていたと思う。キエーボはとても良かった。我々は彼らにちょっとしたチャンスを与えてしまったね。相手に与えられた傷から再び立ち上がること、もっと早く立て直さなければいけなかった。1失点目の後のリアクションはミスだった。我々は分裂していたし、ああいうことをもう一度起こすべきではなかった。我々はまだゲームに残ることもできたし、もしかしたらヴェローナで起きた突然のネガティブな道のりが95分で違った結果になったかもしれない」

ピオーリ © Bologna FC

ピオーリ © Bologna FC

前線で孤立したアクアフレスカ © Bologna FC

前線で孤立したアクアフレスカ © Bologna FC

序盤からハードワークでチームに貢献も最後は退場したペレス © Bologna FC

序盤からハードワークでチームに貢献も最後は退場したペレス © Bologna FC

グアレンテはリーグでのロッソブルデビュー © Bologna FC

グアレンテはリーグでのロッソブルデビュー © Bologna FC

ニコちゃんマークのディアマンティ © Bologna FC

ニコちゃんマークのディアマンティ © Bologna FC

サイドで懸命に奮闘したモッタ © Bologna FC

サイドで懸命に奮闘したモッタ © Bologna FC

タイデル © Bologna FC

タイデル © Bologna FC

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