Article

吠えるガストン! © UEFA.com

実り多き内容もポイント収穫できず、ジェノアに惜敗

日本時間の昨夜行われたレガカルチョ第16節、ジェノア戦は2-1で敗れました。

Gillet
Crespo, Portanova, Raggi, Cherubin
Pulzetti (41’st Acquafresca), Mudingayi, Kone
Diamanti (32’st Gimenez), Ramirez (25’st Casarini)
Di Vaio
A disp: Agliardi, Antonsson, Morleo, Krhin

ここ数戦、本来のキレを取り戻したディヴァイオを中心に、アタッカー陣が好調なボローニャ。
この日も序盤から攻めたてたいところでしたが、立ち上がりは両チームとも決定機を作り出せず、静かなゲーム運びとなります。
しかしその静けさを打破したのが”スーペル”ガストン・ラミレス。
自陣ハーフウェイからドリブルで一気に駆け上がり、ジェノアのディフェンスラインを一人で切り裂き、キーパーと1対1に。左足で流し込んだシュートはポストをわずかに外れていきましたが、今日も別格の動き披露。
守っては完全に神と化しているジレが、ビッグセーブを連発し、試合の流れをボローニャへと呼び込みます。
ところが先制点はまたも納得のいかない形で相手チームの元へ。
38分、ボローニャのゴール前中央でスルーパスを受けたプラットが、左サイドに流れながらジレを交わし、中央で待つロッシへ。無人のゴールに流し込んだロッシの位置は完全にオフサイドに見えましたが、判定は覆らず。
2試合続けての疑惑に、ロッソブルの面々もイライラが募りますが、後半はその怒りをプレーにぶつけ、立ち上がりからエンジン全開で入ると、後半立ち上がり6分。
ディアマンティのフリーキックをディヴァイオがヒールで落とし、ラミレスが右足でドン!
最高の時間帯で同点に追い付き、そこからは完全にボローニャペースとなり、次々に好機を演出。
しかしフレイのビッグセーブなどもあり勝ち越し弾が奪えずにいると、ラミレスが負傷交代した後半25分過ぎからは少しずつ動きの量、質が落ちていき、そして40分。左サイドからのクロスをカラッチョロが丁寧に落とし、プラットが右足でダイレクトボレー。
決して内容は悪くなく、チャンスもかなりあっただけに残念無念の勝ち点0でした……。

なおラミレスは軽い腰の痛みを訴えただけで、さほど心配はなさそうです。

試合ハイライトは、BOLOGNA FC TV にて。

ピオーリ監督
「リードを奪うチャンスは何度もあったんだが・・・アンラッキーだった。特にディヴァイオのシュートがポストを叩いたところはね・・・。今日は敗戦に値しないゲームだ。我々はいくつかの場面でペナルティを与えられているしね、私がジャッジするならジェノアのロッシのゴールはオフサイドだし、コネのもない。良く闘えていたし本当に残念だ。敗北には値しないし、この日がボローニャにとってもっとも美しい旅のひとつになると思うよ。我々はミスのために大きなものを支払った。ジェノア戦で二試合連続だ。しかしながらこのチームが蘇えることは証明されている。今、我々は自分たちのミスはしっかりと修正しなければならないと思っているし、ちょびっと運が向くことを望んでいるよ」

今日も鬼神のごとく止めまくったジレ神
「我々は勝っていたと思うけど、不運なことからこんなことになってしまったね。凄くいいゲームをしていたし、でもホームに空の0ポイントを持ち帰ることになってしまった。我々はポイントをのぞんでいたし、リーグ下位から抜け出しかったけど、上手くいかなかったね。最悪だったのは残り5分かな・・・。でも敗戦には値しないし、ただ不運だっただけだ」

コネ
「今日は厳しい判定だったよ。審判は2メートルの所にいたのに、笛を吹いてくれなくて。彼に相談する機会も与えられず、ジェノアのカウンターアタックを認めてしまった。あれはないよ。全体を通して僕たちはよくプレー出来ていたと思う。特に後半はグレートだったね。バランスもとれていたんだけど、2失点目の時は少し集中力を欠いていたね。でも明日からはローマに照準を絞らないと。難しい試合になるだろうね。ここ数戦のようなスピリットで闘わないといけない」

吠えるガストン! © UEFA.com

吠えるガストン! © UEFA.com

ガストンの同点ゴール! © UEFA.com

ガストンの同点ゴール! © UEFA.com

この日も輝いていたジレ神 © UEFA.com

この日も輝いていたジレ神 © UEFA.com

ローマ戦でゴールゲットを © UEFA.com

ローマ戦でゴールゲットを © UEFA.com

最近の更新記事